このところ数年続けて、山登りのメンバーと冬の温泉旅に行くことになっている。昨年は津軽海峡だったが、今年は、秘湯で有名な秋田乳頭温泉に二泊三日で行くことになった。

伊丹空港から秋田空港までの空の旅は、1時間半弱しかかからず、飛行機に搭乗したと思ったら、ほどなく雪の秋田空港に着陸した。

私たちが止まった宿は、田沢湖にあるので、秋田空港からのマイクロバス便の方が、飛行機よりも時間がかかったような気がした。

2日目に、秘湯乳頭温泉鶴の湯に行く。山越えの雪道を40分ほど走ると、目指す温泉に着いた。あたりは、湯治場の雰囲気で右側が、宿泊棟になっている。

温泉施設は、建物が古くしかも狭い。そんなところに、各地からマイクロバスで駆けつけるので、脱衣場は、何とかならないものかと思わせるほどの混雑だった。湯船も狭いところに詰めて入るので、ゆったりするどころではない。

隣が露天風呂になっていて、男女混浴なのには驚いた。

これで、観光客が少なければ、雪の秘湯をゆっくり楽しむことができたと思うと、残念な旅になってしまった。

最後の日は、山の中で行くところもなく、チェックアウトを済ませると、ロビーで秋田空港行のバスを待つだけ。帰りの飛行機は、気流が荒れて大きく揺れたが、北アルプスの峰々や富士山が美しかった。

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