春の妖精カタクリ。春の訪れの喜びが凝縮したような花。可憐で気品がある。昔はこの根から片栗粉を採取した。それだけおびただしいのほどのカタクリが群生したのであろう。
最近は各地で乱獲にあってしまって自生地が少なくなった。アダージョの森では、北側、中央、南側の花壇に苗を植えたが、少しずつ増えてきてくれているのが嬉しい。
カタクリ
学名:Erythronium japonicum Decne.
科名:ユリ
属名:カタクリ
別名:カタカゴ
原産地:朝鮮半島、千島列島、サハリン、ロシア沿海州)と日本に分布する。日本では北海道、本州、四国、九州の平地から山地の林内にかけて広く分布する
(以下、北側花壇)
花弁を思いっきり広げている。
艶やかさは、変わらない。
(中央花壇)
南側花壇では、種が実り始めた
北側花壇の子供が、成長している。風の吹き溜まりになったのだろうか、木の根元に集中して小苗が育っている。少し詰まっているので、球根を離してやろう。そうすると数年後には、立派なカタクリの株になることだろう。