冬のど真ん中なので、いくら九州の鹿児島とは言え、気温は低い。それでも、今日は快晴に恵まれて、青空が広がっている。8時40分、開聞岳の麓の駐車場に車を置き、登山が始まった。標高は1000m未満とはいえ、ほとんど海抜0mからの登山なので、登りごたえがある。登山道は、伏せた茶碗をぐるっと回るように付いている。2合目から、本格的名登山道となった。登山道の両側に生えている木は、常緑の照葉樹で、いかにも南国の雰囲気だ。

7合目を過ぎたころ、南の方に浮かんでいる屋久島が美しい。登山道で会った地元の男性と話をするとこれだけ美しく島々が見えるのは、自分の経験ではなかったといってた。私たちは初めてだが、よほどの幸運に恵まれたものと思える。

枕崎方面の海岸線が美しい。

頂上直下の登山道は大きな岩の道となり歩きにくかったが、12時30分、頂上に立つことができた。頂上標識の裏には温度計が置かれていて、-4度を指している。陽射しが強いのでほとんど寒さは感じなかった。

頂上の周りは大分下草が生い茂ってきていて、残念ながら南方面の見晴らしが悪かった。下山は元の道を下り、16時に2合目登山口に無事降りてきた。

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